本柘植の印鑑

本柘植の印鑑とは?

本柘植の印鑑

柘植は、印鑑の素材としては、水牛角や本象牙と共に、木製の素材としては古くから使われています。

柘植は、木製としては繊維が緻密で粘りが強く、加工も容易で抗菌の作用も高く古くは入れ歯の材料でもありました。

徳川家康は、柘植の入れ歯の愛好者でしたし、作家の曲亭馬琴も柘植の入れ歯をしていた事が分かっています。

これらの柘植の入れ歯を造っていたのは、普段は仏像を彫っている仏師でした。

江戸時代の入れ歯とはいえ、造りは精巧で、実際に長い期間使用できた事が分かっています。

本柘植の生産地

柘植は、黄褐色で極めて緻密である為に印材、版木、チェスや将棋の他に櫛や数珠にも使われています。
柘植は、多くは東南アジアからも輸入されていますが、最高級品として知られるのは薩摩本柘植です。

薩摩以外の柘植の原産地には、伊豆諸島の一つ、御蔵(みくら)島の原生林が有名です。

本柘植のお手入れについて

朱肉には油質が含まれているため長年の使用で染み込み、枠の部分欠けの原因になります。
柘植は天然木材なので、湿気や乾燥に弱く、急激な温度変化が起こる場所には保管しないようにしましょう。

平素の扱いにさえ、注意していれば、柘植は長い間使える素材で、使えば使うだけ木目に艶が出て良い色になります。

最高級といわれる薩摩本柘でも非常に安く実印でも3,000円〜購入できるので学生や新社会人に人気の印材です。